5月14日の発表より引用 https://www.change.org/p/%E5%9B%BD%E4%BC%9A-%E5%88%91%E6%B3%95175%E6%9D%A1%E3%81%AE%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99/u/30550040

AV新法に関して

塚本 紘士
日本・神奈川県
2022年5月14日 —
皆様
いつも本運動の拡散や応援をして頂き、誠にありがとうございます!日々賛同が増えており、もうすぐ6000賛同を超える勢いとなっております。これも皆様が賛同し、また日々拡散や発信を続けてくださったおかげでございます。本当にありがとうございます!引き続き本運動をよろしくお願いいたします!
 
さて、刑法175条と関連が遠くはなくとも近くもなかったAV新法に関する話題が、先日より刑法175条を含む表現の自由を巻き込む大きな話題となりましたので、状況を記載します。
3月から話題になっている成人年齢の引き下げに伴うAV(アダルトビデオ)への強制出演を防ぐような新しい法律を作る議論がなされ、5月に入ってから法律骨子案が発表されました(骨子案は日々更新されているため各自で最新の骨子案を参照下さい)。
内容を簡単に解釈すると、
撮影日時、場所、内容等を明示した上で契約しなければならない
撮影された作品は一定期間(数ヶ月単位で調整中)経過しないと公表できない
出演者は撮影後一定期間内(数年年単位で調整中)であれば契約を解除することができ、撮影側は契約解除で発生する損害賠償や違約金を出演者に請求できない
となっています。内容や期間設定の是非はあるかと思いますが、ここに表現規制(こういうプレイの撮影は一律禁止、こういうものは映さない、等)は入っていません。元々は出演者をどう守るかを主眼に置いた法律のため、現状この骨子案は表現の自由をなるべく規制しないような案となっております。
つい先日この骨子案に対し、#AV新法に反対します というTwitterのハッシュタグで、もっと規制を強化せよ、そもそもAVそのものを規制せよという団体の主張が拡散され、表現の自由含む様々な界隈を巻き込む大論争となりました。表現の自由に関しては特に、この団体が主張する項目のうち【⑧犯罪フィクションのコンテンツを禁止する】が問題となっています。ここに「性的コンテンツから性犯罪を誘発することは、警察庁の発表でも明らかになっています。」という内容と共に、あらゆる表現を規制せよという意思を表明しています。
しかし、本刑法175条廃止運動の署名サイトトップにも記載の通り、性的コンテンツから性犯罪を誘発する事実や科学的根拠は一切見つかっていません。にもかかわらず「性的コンテンツから性犯罪を誘発する」と根拠なく書かれてしまっており、万が一、法律に性的コンテンツを規制する項目が盛り込まれてしまえば、表現の自由を根拠なく制限されることとなります。刑法175条廃止についても「性的コンテンツから性犯罪を誘発する」を根拠とされてしまい達成が極めて困難となります。
今現在でもTwitter上では、AV新法をめぐり、様々な観点からの議論が白熱しております。表現の自由に関しては「性的コンテンツから性犯罪を誘発する」を中心に議論が巻き起こっています。AV新法に表現規制を組み込まれ刑法175条廃止が遠のく自体にならないためにも、皆様も本件に関し発信や行動をお願い致します。
刑法175条廃止運動運営(私)の方では「性的コンテンツから性犯罪を誘発することは、警察庁の発表でも明らかになっています。」の事実関係を明らかにすべく、既に警察庁にこの発表の有無や内容を問い合わせ、現在調査結果待ちとなっています。来週末には結果をお知らせできるかと思います。
AV新法の動き次第で、刑法175条廃止が一気に遠のくことも、逆に近づくこともありえます。引き続き注目していきます。

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